外需の大幅な減退などを受け、広東省経済は今年に入って、「輸出、投資、消費」という経済成長の「トロイカ」がそろって落ち込み、マクロ的に2008年以來最も厳しい経済情勢を呈している。これがまた、同省の経済成長パターンの変換に拍車をかける內的要因となっている。
同省統計局の最新のまとめによると、今年に入って、同省の輸出入成長率は大幅に落ち込み、「ゼロ成長」に接近。1-2月の輸出入合計は実行ベースで前年同期比1.1%増の1268億4000萬ドル、伸び幅は2010年以來で最低。うち輸出は734億6000萬ドルで、わずか0.7%の伸びにとどまった。
投資については、不動産投資が大幅に反発したものの、省全體で固定資産投資の減速は続いた。1-2月の不動産開発投資は前年同期比40.0%増の546億8400萬元で、同14.8ポイント拡大した。しかし、同期の固定資産投資額は同14.2%増の1478億5900萬元で、同0.5ポイント減少。うち工業投資は同11.7%増の457億8500萬元と5.4ポイント縮小した。