「『明治』はかつて人気があったが、現在は劣勢に立たされている」と、ある乳製品販売コンサルタントが言う。昨年8~9月、明治は粉ミルクを無料で配布した。消費者に試食してもらうため、現在でもオーストラリア産の粉ミルクを「2つ買えば1つ贈呈」、「3つ買えば1つ贈呈」キャンペーンを行っている。この數年値上げをしていないことから、明治は中國で最も安い粉ミルクブランドのひとつに成り下がってしまった。
他の國家や地域でも、同様の憂慮がある。資料によると、現在日本食品が完全に解禁されているのはカナダ、チリ、ミャンマー、メキシコの4か國のみで、47か國が規制措置を続けている。そのうち解禁予定の國は一部にとどまる。現在、香港では肉類や卵の輸入規制をゆるめている。