(2)米國の農業は中國よりはるかに國際競爭力が高い。例えば、米國の人口は中國の4分の1未満だが、耕地面積は中國に比べ40%広い。米國は早くから資本集約型の輸送手段、機械工業、大農場を導入している。中國は現在米國にとって最大の大豆、綿花の単一海外市場で、中米両國はバイオセキュリティ、土壌保護、動植物の疫病予防、大災害の早期警戒などで相互補完型の協力メカニズムを構築している。しかし農産品の貿易は數百萬の米國の農家と6億の中國の農家の損益を比較して考える必要がある。數億にのぼる中國の農家が損をすれば、世界全體の幸福と利益に影響を與えることになる。
(3)中米両國の工業および関連産業は明らかに差別化分業できる。中國はすでに米國の航空機、自動車の重要な輸出市場となったが、軽工業や紡績?アパレル、工程機械、発電設備、プログラム制御交換システムなどの分野で中國の産業は獨自の競爭力を持っている。中國は米製造メーカーの海外投資で最も収益を上げている市場の一つで、米ゼネラルモーターズ(GM)は危機的狀況の中、中國投資で巨額の収益をあげたのがいい例だ。