國務院常務會議は先ごろ、エコ家電製品の購買を促す政策措置の検討をまとめ、國家財政から363億元を拠出することを決定した。対象はエコ家電やエコ照明、エコカー、エコ電動機の4種類。國家発展改革委員會のひとりは、一挙両得の政策であり、安定成長と內需拡大ができるだけでなく、構造調整や省エネによるCO2削減ができると話す。経済効果は4500億元と見込まれ、1200萬トンの石炭が節約できる。電力にして323億キロワット時の節約となる。
國家発展改革委員會副秘書長の趙家栄氏は、エコ家電向けに拠出される財政資金は265億元で、エアコンや液晶テレビ、冷蔵庫、溫水器など7700萬臺以上のエコ家電が対象だと言う。期間は1年限定となる。照明向けに拠出されるのは22億元。白熱燈を確実に淘汰し、低水銀のエコ照明の消費を拡大させる。農村地區へも普及させる。今年中に1.5億本を普及させ、狀況を見てさらに5000萬本増やす。照明に関しては、室內LED照明も1000萬本普及させ、室外LED照明も100萬本普及させる。エコカーは、60億元を拠出して排出量1.6リットル以下の自動車を200萬臺普及させる。エコ発動機は16億元を拠出、4000萬キロワット分の普及を見込む。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月19日