金融による上海実體経済の発展への支援に関する會議が5月23日に上海で開催された。同日、上海市経済情報化委員會は中國工商銀行上海支店、中國農業銀行上海支店、中國銀行上海支店、中國建設銀行上海支店、交通銀行上海支店、浦東発展銀行上海支店、香港上海銀行(中國)有限公司などの主要銀行12行と、上海の実體経済投資への貸付資金による支援に関する備忘録に調印した。今後3年間に、上海の実體経済投資に、12行から総額6600億元の貸付資金が提供される。24日付中國証券報が伝えた。
備忘録によると、2012年より、12行は3年間に総額6600億元の貸付資金を提供し、十大産業の増加値(付加価値額)が上海市の域內総生産(GDP)に占める割合が2015年末に50%以上まで向上することを後押しする。
貸付資金による実體経済投資支援分野は、ハイエンド設備製造産業、新エネルギー自動車の製造を中心とする自動車製造産業、ハイエンド鋼材産業、バイオ醫薬品を中心とする醫薬品製造産業、次世代IT産業、新材料産業、新エネルギー産業、省エネ?環境保護産業、文化クリエイティブ産業?観光ビジネス産業、サービス貿易?サービスアウトソーシング産業の十大分野と定められている。
「中國証券報」より 2012年5月24日