ファンド関連會社固定収益部の関係者の多くは、「中國経済は今、減速から回復に向かう過渡期にあり、債券市場は強気相場に突入する最終段階に來ている。政策の効果が徐々に表面化するにつれ、下半期の実體経済は安定した成長を見せるだろう。景気が底打ちし、回復に向かう過程で、権益投資資産の魅力が高まっている。そのため、二級債券ファンドはこの頃、積極的に権益性投資資産の買い増しを行っており、前倒しする形で下半期の株式相場の行方を決定付けた」との見方を示している。
萬博基金経理研究センターの馬永諳マネージャーは「株式への直接投資は、通常はファンド資金の20%を上回ってはいけない。権益投資資産に対して、比較的慎重な二級債券ファンドが大規模に株式市場に參入することは、ファンドの株式市場への見方が楽観的な方向に向かっていることを示す」と指摘する。中國銀河証券基金研究センターの統計によると、6月30日時點の二級債券型ファンドは105本、純資産総額は564億7400萬元である。
「中國國際放送局 日本語部」 2012年7月16日