2か月の懸念がついに解消された。「深圳5?26重大交通事故　EVタクシー品質鑑定専門調査団」による調査結果が出たのだ。BYDのEV（電気自動車）“E6”は「車両全てにおいて安全設計上の欠陥はなかった」。調査結果はBYDのEV“E6”がシロだったことを示すだけでなく、中國のEV電池の安全性に正當性を與えた。

8月3日午前10時30分、「5?26重大交通事故　EVタクシー品質鑑定結果に関する記者會見」が深圳コンベンションセンターで予定通り開かれた。調査結果団によると、時速81キロで正常に走行していたE6が、時速242キロからブレーキをかけて時速183キロに減速したGTRに激突した後、「制御を失ったことで右前方に滑り、後部が路辺の大樹に衝突。1050ミリも食い込んだ」。それにより車両が破損すると共に3名が死亡し、炎上した。「事故狀況はまれに見る深刻なものであり」、「3名の乗員が受けた損傷はとうてい人體が耐えられるレベルを超えており」、「致命傷となった」。中國自動車研究センターの副主任である呉志新氏は「ガソリン車であっても同程度の損傷レベルだっただろう」と付け加えた。

本事故においてE6の「動力用電池の爆発は発生しておらず、72本の単體電池（全部で96個ある動力用電池の75％）は発火していなかった。動力電池システムの取付け構造、絶縁防護、高圧電機システムは合理的に設計されていた」と調査結果で明記された。「安全設計上の欠陥は見當たらない」と結論付けられたのである。