▽事態の発展は豊田氏の行動で決まる
日本の経済界、製造業界は長らく一種の幻想を抱いてきた。それは、日本は経済では中國に頼っており、政治と安全では米國に頼っているという誤解で、こうした矛盾した「二元構造」が続くと考えていたことだ。また日本の経済界は日本の右翼勢力に資金的支援をしてその勢力を拡大することと、中國経済に頼って利益を得ることとが同時に成立し、中國は容認してくれるだろうと誤解していた。だが今、厳正な事実が日本経済界の幻想や見込みの甘さや誤解をうち砕いている。
中國が提唱する「調和の取れた社會」は中國が何でも無限に容認するということと同じではない。中國は第二次世界大戦の結論を否定し、ヤルタ體制を覆すような事態を容認しないし、日本がまた「甲午戦爭(日清戦爭)」を起こすようなあらゆる可能性を警戒する。中國は第二次世界大戦や近代史において中日間に発生したいくつもの戦爭での最大の被害者だからだ。このため、中國は経済的代償を支払い、文化を優先して武力を後回しにし、禮を大事にして兵を控えるとともに、日本社會が右翼勢力の拡大を許し、右翼勢力がしばしば中國などを挑発するのを容認してきたことを戒めたいと考えている。
日本経済界が中日間の政治?経済関係の停滯を挽回したいと望むのであれば、破壊された日本車を本當に「痛む」のであれば、道は足元にある。行動を取ってほしい。そうしなければ両國の関係はますます遠ざかるばかりだ。
「人民網日本語版」2012年9月25日