ハイテク技術の面から見ても、中國はすでにアメリカ、ロシアに続いて有人宇宙飛行もできるようになっている。これは遠隔制御技術、材料工學、精密加工、遠隔通信など総合的な技術を不可欠とする分野であり、毎回の打ち上げのテレビによる実況中継を見ていると、多數の三十代、四十代のスタッフが悠々、自信満々として取り組んでいるのを見て、中國のこの分野における進歩を実感することができる。
また、日常生活においても、マイカー、セカンドハウス所有、海外旅行の時代に入っており、連休になると、大勢の人たちが海外旅行に出かけている。海外留學も珍しいことではなく、知人の話では外國に留學している子供に會いに行ったところ、その大學には何千人もの中國人留學生がいることを知り、自分たちの若い頃とまったく様変わりしていることを感じた、ということである。私も仕事で日本に長期滯在したことがあるが、あの頃は希少性があったが、今では同じ住宅団地でも何十人という人たちの子供たちが諸外國で仕事をしており、全然珍しくなくなっている。なにしろ、幼稚園でさえ、バイリンガル?クラスがある時代だから、これからは二カ國語を使える人は珍しくなくなるであろう。