宋董事長は、「中國は國土が広大で、內(nèi)需市場も投資市場も巨大であり、インフラ建設(shè)でまだやらなければならないことがたくさんある。北京には世界で最も混み合う地下鉄があり、各地方は地方空港の建設(shè)を求めており、高速鉄道の建設(shè)は回復(fù)しつつある。農(nóng)村の都市化だけをみても約300億平方メートルの住宅改修ニーズがあり、これはいかなる國でも考えられないことだ」と話す。
高度成長に慣れた地方の官僚や企業(yè)家にとって、新しい中程度のペースの発展モデルに適応し、モデル転換や調(diào)整により多くの力を注ぐことは、苦痛をともなう過程となる可能性がある。中國共産黨はこの點(diǎn)にすでに注目し、指導(dǎo)を始めている。
十八大代表を務(wù)める中國企業(yè)連合會(huì)の李明星副理事長は、「十八大が中國を新たな大規(guī)模調(diào)整期、大規(guī)模モデル転換期に進(jìn)ませることは間違いない。中國経済の発展は今、內(nèi)需主導(dǎo)型のモデルに転換することが必要であり、環(huán)境の受け入れ能力や資源の安全保障力により注意を払うことが必要だ」と話す。
中程度のペースの成長という予測が意味するのは、中國の発展はこれから安定やバランスにより注意を払うようになるということだ。李副院長によると、同報(bào)告は所得倍増という指標(biāo)をうち出すと同時(shí)に、政治、社會(huì)、文化、エコ文明の建設(shè)などにより多くの紙幅を割いている。エコ文明の建設(shè)を現(xiàn)代化建設(shè)の全體計(jì)畫の中に特に組み込み、外界に対して、今後の発展ではバランスと持続可能性をより追求し、國民の福祉により注意を払う方針であることを明確にしている。
あるアナリストの見方によると、7%という成長ペースは実際には低いものではない。このペースの維持は世界にとって重大な意義があるという。
米國のジョンズ?ホプキンス大學(xué)のピーター?ボテリエ教授は、「國際金融危機(jī)が発生して以來、中國はずっと世界経済に重要な関わりをもつ存在であり続けた。中國市場の需要が世界経済の復(fù)興を推進(jìn)しており、中國経済の持続的で安定した成長は世界経済が低迷から抜け出す際の最も重要な推進(jìn)力になるとみられる」と話す。
「人民網(wǎng)日本語版」2012年11月12日