同社長によると、この番組が放送される前は、ハムの売上はひと月あたり100キログラムほどだったが、5月は300キログラムに急増した。7月を過ぎると減少したものの、200キログラムの水準を維持している。なかなか手に入らないことから価格が上昇し、利益も上昇し、昨年の利益は例年の約4倍近くになったという。
実のところ、このハムの一件は「舌で味わう中國」がもたらしたグルメ経済のごく小さな縮図の一つに過ぎない。この店舗は淘寶網で諾◆ハムを取り扱う約300の店舗の一つに過ぎないし、諾◆ハムは「舌で味わう中國」が広めた100種類以上のグルメ製品の一つに過ぎない。
素樸なやり方で中國のおいしい食べ物への敬意を表したドキュメンタリーは、思いがけないことに一連の経済効果をもたらし、人々は都市を遠く離れた地域のグルメを爭って求めるようになった。グルメの追求は內需拡大のプロセスであり、経済牽引のプロセスだ。これこそ「舌で味わう中國」の思いがけない成果だといえる。