歐州は世界各國がさらなる財政赤字の削減に取り組むことを提起するが、米國の賛成は得られていない。今回の會議で、ドイツは米國に何度も圧力をかけ、米國は政府債務のさらなる増加を抑制するよう措置を取るべきだとしたが、米國は反対にドイツをはじめとするユーロ圏の各國が需要振興のためにより多くの措置を取るべきだと主張した。
ロス氏によると、今回の會議の結果をみると、先進國が通貨緩和政策の「囲みを解いた」ことにより通貨安競爭がますます激しくなることが予想され、一部の新興國は警戒レベルを高めている。このような狀況が拡大していけば、無制限の金融緩和政策が米歐などの先進國に反対の作用をもたらすようになり、経済のさらなる成長を推進しないばかりか、新たな経済的ダメージをもたらすことが予想されるという。
「人民網日本語版」2013年2月18日