■ガソリン品質(zhì)の向上、コストは誰(shuí)が負(fù)擔(dān)?
-----企業(yè)?公衆(zhòng)?國(guó)家利益のバランス
大気汚染を改善するため、中國(guó)の自動(dòng)車排気ガス基準(zhǔn)は數(shù)回の引き上げを行った。しかしながら、これに伴い複雑な心境に陥る人も出ている。「國(guó)IV基準(zhǔn)」の車を運(yùn)転しながら、「國(guó)III基準(zhǔn)」のガソリンを使用するというケースがあるのだ。
中國(guó)國(guó)家基準(zhǔn)化管理委員會(huì)の関係者は取材に応じた際、「中國(guó)のガソリン品質(zhì)改善は開(kāi)始が遅れ、國(guó)I基準(zhǔn)が全國(guó)的に実施されたのは2000年からだ。一方で歐州は2000年にEURO-III基準(zhǔn)を全面的に実施しており、中國(guó)は2段階の差をつけられた。現(xiàn)在、EUと日本はガソリン?ディーゼルオイルの硫黃分を10ppm以下に、米國(guó)は30ppmに引き下げている」と語(yǔ)った。
國(guó)際クリーン交通委員會(huì)のウォルシュ元代表は、「中國(guó)の一部の地域では國(guó)IV基準(zhǔn)のガソリンが供給されているが、これはつまり中國(guó)の石油化學(xué)企業(yè)が高品質(zhì)の石油製品を生産する技術(shù)力を持つということだ」と指摘した。広東茂名石化公司の技術(shù)者は、「國(guó)內(nèi)の大型?正規(guī)の石油化學(xué)企業(yè)と海外企業(yè)の生産方式には、大きな差が存在しない」と明かした。
中國(guó)石油化工集団公司(シノペック)科學(xué)技術(shù)開(kāi)発部技術(shù)監(jiān)督所の付偉副所長(zhǎng)も以前、「石油製品の品質(zhì)向上の問(wèn)題について、中國(guó)石油化學(xué)業(yè)界の技術(shù)は十分なレベルに達(dá)している」と語(yǔ)った。
それだけの技術(shù)力を持ちながら、ガソリンの品質(zhì)向上はなぜ最後まで後回しにされるのだろうか。専門家は、「これには高額の費(fèi)用がかかる。また品質(zhì)向上後にガソリン価格を調(diào)整しないならば、石油會(huì)社が品質(zhì)向上を行う動(dòng)機(jī)もない」と指摘した。
付副所長(zhǎng)は、「価格のねじれは、最も重要な問(wèn)題だ。海外の場(chǎng)合、石油製品の品質(zhì)向上にかかる費(fèi)用は、3者によって負(fù)擔(dān)される。國(guó)家は減稅により3分の1を負(fù)擔(dān)し、殘りは生産者と消費(fèi)者が負(fù)擔(dān)する。中國(guó)の場(chǎng)合、石油會(huì)社と國(guó)民が折半している」と語(yǔ)った。
中國(guó)石油大學(xué)工商管理學(xué)院の董秀成副院長(zhǎng)も同意見(jiàn)で、「石油精製工場(chǎng)は設(shè)備投資を増やす必要があるため、生産コストが上昇する。その上昇幅は工場(chǎng)によって異なる」と話した。
中國(guó)國(guó)務(wù)院の常務(wù)會(huì)議は、「合理的なコスト補(bǔ)償、高品質(zhì)?低価格、汚染者負(fù)擔(dān)の原則に基づき石油製品価格を合理的に定め、かつ家計(jì)の苦しい人々や公益性業(yè)界に対する補(bǔ)償政策を充実化する」とした。
董副院長(zhǎng)は、「石油製品の品質(zhì)向上は、政府?消費(fèi)者?企業(yè)が共同負(fù)擔(dān)するべきだ。政府が補(bǔ)助を提供し、消費(fèi)者が一部の価格上昇分を負(fù)擔(dān)し、石油精製會(huì)社が一部のコストを消化すればよい」と提案した。中國(guó)発展改革委員會(huì)エネルギー所の周大地元所長(zhǎng)は、「公共の交通機(jī)関に対する補(bǔ)助は合理的であるが、その他の自動(dòng)車用ガソリンに対するエネルギー補(bǔ)助は、低所得者と高所得者の格差拡大につながる」と懸念を表明した。
董副院長(zhǎng)は、「石油製品の品質(zhì)向上は、國(guó)家の長(zhǎng)期的な発展目標(biāo)、美しい中國(guó)を建設(shè)するという戦略的目標(biāo)に合致する。品質(zhì)向上と基準(zhǔn)引き上げは必然的だ。企業(yè)?公衆(zhòng)?國(guó)家利益の間でバランスを見(jiàn)出すことが重要になってくる」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2013年2月26日