ドイツ紙ディー?ツァイトは2月25日、記事「中國南方、バービー人形が不要に」を掲載した。內容は下記の通り。
南方に位置する珠江デルタは、中國で経済力を持つ地域だ。現地の富の創出に貢獻したバービー人形は現在、かつてのように歓迎されなくなった。
バービー人形の製造元の米マテル社は先週、中國の一部の生産能力をブラジルとインドに移転すると発表した。米玩具製造メーカーの広報擔當者は、「人件費と輸送コストが続騰しており、中國で生産を行う輸出型企業は、中國に対する興味を失いつつある」と語った。マテル社は現在74%の商品を、中國南方の東莞?南海の2軒の工場で生産している。しかし現地では、バービー人形との別れを悲しむ人はほとんどいない。
広州中山大學の毛燕華(音訳)エコノミストは、「安価なプラスチック製玩具の、地域経済に対する貢獻はわずかだ」と語った。同氏の計算によると、米國で10ドルで販売されているバービー人形から中國人労働者が得る給與は35セントのみで、マテル社が最大の利益を得ている。西側企業が得ている利益は、中國の工場の17倍に達することになる。