パーマー副社長は次のように話す。初めて電気自動車をうち出す段階では価格が非常に高いが、世界各國の政府は、少なくとも最初の段階では一連の奨勵政策をうち出すことに努めてくれると考える。一番最初の段階では、販売臺數を獲得することが極めて重要だ。現在の技術で価格が下がらない理由は、生産臺數が少ないことで、生産臺數が増えれば、コストは低下する。ニッサンが純電気自動車を普及推進する時には、たくさんの國の政府から支援を受けており、それには中國政府も含まれ、この支援によって技術の進歩が促されてきた。東風ニッサンは現在、武漢市、広州市、大連市で電気自動車のテスト走行を行っており、14年に大連市政府にヴァヌーシアブランドの純電気自動車1千臺を提供してテスト走行を行い、15年に大量生産を開始し、中國の省エネ?汚染物質排出削減の取り組みにより大きく貢獻したいと考えている。
ニッサンブランドの昨年の営業成績は118萬臺に上り、「ティアナ」と「リヴィナ」の新型車などの消費者に人気がある新車を導入したため、今年は125萬臺の販売目標を達成し、下半期には中國自動車市場全體の成長ペースに追いつける見込みだ。パーマー副社長によると、中國自動車市場は低成長時代に入ったが、ニッサンのみたところ、それでもかなりの成長率だといえる。中國自動車市場の年間販売臺數は1300萬臺で、10%のシェアを獲得できれば、1年間で100萬臺以上の販売臺數となり、相當の成長ぶりといえるという。
「人民網日本語版」2013年4月25日