シャープが14日発表した2013年3月期の連結決算は、純損益が5453億円の赤字となった。シャープはまた、高橋興三副社長が社長に昇格し、就任から1年あまりの奧田隆司社長が會長に退く人事も発表した。北京晨報が伝えた。
円安の進行で日本のメーカーの多くが好業績を上げている。例えばトヨタは2012年度、前年比約240%増の9621億円の純利益を創出し、ソニーは稅引き後利益が430億円となり、08年3月期以來の黒字転換を果たした。
日経225先物指數も昨日、2008年以來となる15000円の大臺を突破し、多くのメーカーの株価が高騰した。
しかしながら、シャープの収益が好転する兆しは見えない。シャープは今後、資本?業務提攜を結ぶ韓國サムスン電子への液晶パネル販売を拡大するほか、さらなる経営コスト削減を行うと見られている。シャープは全社員約5萬1千人のうち、5千人の人員削減を計畫しており、中國を含む海外法人の従業員も対象となる。 (編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月17日