米Googleがこのほど地図ソフト企業(yè)Wazeを11億ドルで買(mǎi)収した。一カ月前にはアリババも3億ドルを投じて高徳地図の株主となった。騰訊(テンセント)も地図をモバイルインターネット事業(yè)の4大攻略業(yè)務(wù)の1つと位置づけている。百度はもっと早くから地図サービスに力を入れており、中國(guó)國(guó)內(nèi)の攜帯電話地図でトップの座にある。中國(guó)の3大インターネット企業(yè)はそろって地図業(yè)務(wù)に力を盡くしている。
■電子地図はモバイルインターネットの重要な入り口に
小さな地図に大手インターネット企業(yè)が競(jìng)って參入しているのはなぜか。電子地図はすでにモバイルインターネットの重要な入り口となっており、モバイルインターネットの顧客を奪い合う大手企業(yè)にとっては早めに囲い込みを図るべき新分野だ。
中國(guó)インターネット情報(bào)センター(CNNIC)が5月に発表した「中國(guó)モバイルインターネット発展?fàn)顩r報(bào)告」によると中國(guó)の攜帯電話ネットユーザーへの攜帯電話地図の浸透率はすでに3分の1以上に達(dá)している。攜帯電話ネットユーザーが最も多く利用するのはルートナビと場(chǎng)所検索だが、周辺生活情報(bào)などの検索が30%近く、位置情報(bào)共有サービスも10%以上に達(dá)していることは注目される。これは電子地図がツールからプラットフォームへと次第に発展し、ユーザーの多元化した生活ニーズを満たし始めていることを物語(yǔ)っている。
今年4月20日の四川地震発生からわずか4日後に百度が、被災(zāi)各地の水や食料など救援物資への需要を速やかに示すほか、被災(zāi)地の人口分布を速やかに更新できる災(zāi)害救援地図を発表したのが良い例だ。実用的情報(bào)をより多く組み込めば、地図の役割は道案內(nèi)のみに止まらないことがわかる。
■距離の近さは価格の安さよりも魅力
電子地図のビジネス価値について易観國(guó)際の閻小佳アナリストは「モバイルインターネットの時(shí)代、地図は位置情報(bào)の力で大量の周辺情報(bào)を提供し、最寄りのちょうどいい価格のサービスや商品を探す助けとなる。距離がより近いことが価格がより安いことよりも魅力となることがある」と指摘した。
すでに百度マップは百度共同購(gòu)入と百度トラベルを統(tǒng)合。攜帯電話で百度マップを開(kāi)くと、周辺のショップについて共同購(gòu)入サービスの提供の有無(wú)やネットユーザーの評(píng)価も確認(rèn)できる。CNNICのまとめによると、百度マップは41%近いシェアで攜帯電話地図の首位に立っている。これはグーグルマップと高徳地図の合計(jì)にほぼ相當(dāng)する。百度マップは攜帯電話利用の重要な入り口の1つとなることが予想される。
アリババも負(fù)けてはいない。閻氏は、アリババが高徳地図の株主となったのは、攜帯電話ユーザーの消費(fèi)を呼び込むことが大きな目的だと指摘する?!父邚缘貒恧衰ⅴ辚啸肖违伐绁氓浊閳?bào)、商品情報(bào)を盛り込み、同社の電子決済サービスとも連攜させれば、攜帯電話消費(fèi)のクローズドループが完成する」。
商業(yè)情報(bào)を地図に盛り込めば、ネット企業(yè)にとってネット消費(fèi)の入り口の掌握権の強(qiáng)化につながる?,F(xiàn)在、百度マップと「阿徳」(アリババ―高徳)マップによる寡頭支配構(gòu)造が徐々に形成されている。だが寡頭支配には弊害がある。開(kāi)放性こそがインターネットの勢(shì)いよい発展の最大の原動(dòng)力だ。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2013年6月16日