経済発展はソフトのアップグレードと同じく、絶えず「つぎ」を當てアップグレードを続ける過程が必要だ。改革開放からこれまでに、中國経済は2回の大規模なアップグレードを経験している。それぞれ1980年代前半の「新たな経済発展の道を模索」と、90年代の「経済発展方式と経済體制の二つの転換」の実現だ。これにより中國経済の30數年間に渡る高度成長の奇跡が創造され、中國は世界10位の経済國から2位の経済國に躍進した。(文:胡鞍鋼?清華大學國情研究院院長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
中國の経済発展は、新たなモデルチェンジ?アップグレードのチャンスと課題に直面している。経済発展方式が転換を加速し、経済?社會の発展が科學的な発展の軌道にのった。地域間の1人當たりGDP、都市部?農村部住民の所得、全國住民のジニ係數の差が縮小を開始し、國民生活の福祉水準が高まり、環境品質も改善されている。その一方で、國際的な経済情勢は楽観できず、國內経済の成長率も低下し、雇用?國民生活問題が課題に直面している。世界的な気候変動の圧力が深刻化し、國內資源環境の制約がさらに強まった。経済?社會の発展が直面しているジレンマが増加し、科學的発展を制約する長期的かつ深いレベルの矛盾が依然として存在している。