中國の今年第1四半期の経済成長率は7.7％、第2四半期は7.5％、上半期は7.6％となった。これは人々の予想を下回る數(shù)値であり、広く懸念を招いた。さらには國際社會からも中國経済衰退論が唱えられ、中國経済にターニングポイントが出現(xiàn)したとされた。中國の現(xiàn)在の経済発展の現(xiàn)狀をいかにとらえるべきか、中國は今後どのような発展の流れを迎えるか、國際社會の懸念は正しいものか？これらの問題を攜え、人民日報の記者はこのほど、國際的に有名な中國経済問題の専門家、アジア開発銀行（ADB）の莊巨忠副チーフエコノミストを取材した。莊氏は次のように指摘した。

上半期の中國経済の成長率が予想を下回ったのは、海外の需要の疲弊と國內(nèi)需要の不足によるものだ。世界経済、特にユーロ圏の経済回復(fù)の原動力が乏しく、これに人民元相場の上昇や人件費(fèi)高騰などが加わり、中國の輸出成長が緩慢になった。國內(nèi)の消費(fèi)と投資の成長も、同様に緩慢になった。2008年の世界金融危機(jī)の際に、中國政府は4兆元規(guī)模の景気刺激策を打ち出し、外需不足に対応した。中國政府は今回、成長の數(shù)ではなく質(zhì)をより重視しており、単純な成長を促すことを目的とする強(qiáng)力な刺激策を今も講じていない。しかし中國は「ミクロ刺激」の措置を講じている。これは中小企業(yè)の減稅、輸出企業(yè)への貸付の増加、鉄道への投資などだ。