中國國務院の李克強首相は10日、大連で2013年夏季ダボスフォーラムに參加する企業家代表と會った際、「中國の経済改革には金融改革も當然含まれている。われわれが金融改革を推進する決意は揺るぎないものだ」との考えを明らかにしました。

　李首相は「中國の30年間にわたる改革は一貫して漸進式で模索式な形で進められている。それによって、金融を含む中國の経済が安定的かつ速いスピードで発展している。われわれは真っ先に、利率の市場化を推進した。貸し出し利率の下限を取り除いた。これは利率市場化の第一歩で、引き続き行っていくものだ」と述べました。

　李克強首相はさらに、「資本市場の多元化と金融分野の対內対外開放を引き続き推進する」と述べた上、改革の最大の課題は金融リスクをいかに避けることだ」として、監督管理のシステムの整備をおしすすめていき、それを一層科學的で効果的ものとすると指摘しました。（ヒガシ）