中國國際経済交流センター副研究員の黃志竜氏は、「新たな改革のスタートに伴い、中國経済の生産効率がさらに引き上げられる。為替レートは國家の生産効率の向上を示す最も直接的な指標であるため、人民元レート上昇の長期的なすう勢が形成される可能性がある」と指摘した。
人民元レートの急速な上昇に対して、市場からは輸出業界の競爭力が低下するという懸念の聲があがっている。
付氏は、「中國経済の今回のモデルチェンジ?構造調整における重要な內容の一つは、貿易成長方式のモデルチェンジだ。中國の輸出は規模拡張から質?収益率の改善に、コスト?価格の優位から総合的な競爭力の優位に変わる」と分析した。為替市場化改革による輸出貿易のモデルチェンジ?アップグレードの加速において、人民元レート上昇は輸出企業のモデルチェンジ?アップグレードを促す。ゆえに人民元レートの一定の上昇は、貿易に深刻な影響をもたらさない。
アナリストは、「中央銀行は実質的な行動により民間資本の流出を奨勵し、かつ人民元レートの雙方向の変動を奨勵するべきだ。さもなければ資本勘定の開放化の中、中國はレート上昇と資本流入のより深刻な圧力に直面するだろう」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月13日