(二)外資を利用した管理體制を革新
われわれは長年、個別審査と産業指導目録による外資管理方式を採用するとともに、一部の分野では國內企業と外資系企業で違う法律法規を実施してきた。こうした管理方式の欠點は、審査が多く、政策の安定性に欠け、行政コストと経営コストが高いことで、企業のために透明で安定した、予測可能な経営環境を創造する必要性が出てきた。中國の外商投資管理體制改革の方向は、行政審査を最大限減らして規範化し、「事前審査を重視、事後監督を軽減」する傾向に是正し、各種の投資主體に公平に市場競爭に參入するチャンスを與えることにある。
(三)対外投資管理體制を改革
貿易大國から投資大國へ、商品輸出から資本輸出へは、開放型経済の構造転換と高度化が避けて通れない道だ。この10年、中國の対外投資は年平均40%以上のペースで急速に拡大し、対外直接投資は累計5000億ドルを上回り、対外投資大國の仲間入りをした。ただ、対外投資の管理體制建設は相対的に遅れ、対外投資の急成長という新たな形成に適応できず、投資審査、外國為替管理、金融サービス、貨物の輸出入、ヒトの出入國などの方面で様々な障害が存在していた。海外進出戦略を加速するカギは、対外投資管理體制の改革を深化させ、対外投資の様々な規制を緩和することにある。