「マレーシアは近ごろあまり安全でない感じがする。消息を絶った航空機に何が起きたか今もわかっていない。萬が一のことを考えてやはり行かないことにした。でも、旅行するときはやはり飛行機を選ぶ。だけどマレーシア航空はしばらく使わない」。ビザを取得し、4月に観光に行く予定だった魏さんは、最終的にマレーシア観光をキャンセルした。
マレーシア航空の今回の出來事により、東南アジア観光の旬の時期であるはずの3月、全國各地のマレーシア、シンガポール?マレーシア?タイ観光を問い合わせる人、ツアーを申し込む人は大幅に減少した。多くの旅行社では、申込者數(shù)が減ったほか、観光客は搭乗便を選択する際にマレーシア航空を自発的に避けている。
旅行サイトの「同程網(wǎng)」の広報部の張艶紅マネージャーは記者に対し、「過去、この時期はシンガポール?マレーシア?タイ観光の申し込みは非常に多く、毎日約60人が申し込んでいた。ここ數(shù)日は大幅に減った。近ごろ問い合わせの數(shù)も1日平均わずか20件で、10件以下のときもある。弊社にマレーシアだけのツアーはないが、マレーシアを含む東南アジアツアーは影響を受けた」と話した。
北京の多くの旅行社も次のように明かしている。ある大手旅行社の従業(yè)員によると、多くの顧客からマレーシア観光を見合わせたい、目的地を変更したいなどの電話を受け、毎日約10件を処理している。
張艶紅さんは、「同程網(wǎng)の全國のデータによると、今年3月1日から11日のシンガポール?マレーシア?タイ行きの申込數(shù)は前年比15%増だったが、3月8日から25日の申込數(shù)は大幅に減少し、ビザの手続きを予定していた人も手続きをやめ、マレーシア観光の減少幅は50%に達した」と話した。
前膽網(wǎng)の予想によると、マレーシア航空の今回の出來事により、2014年のマレーシアを観光する中國人は40~80萬人減少する見通し。1人あたりの消費額1萬元で計算すると、マレーシアの観光業(yè)の損失は40億~80億元になる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2014年3月26日