◆保険業界の參與に期待
「一帯一路」の投資プロジェクトにおいて、インフラの相互連結が突破口になる見通しだ。保険業は長期的な資金による金融支援、リスク管理機能により、力を発揮できる。全國政治協商會議委員、中國人民保険集団股フェン有限公司董事長の呉焰氏は、「保険業は市場化のリスク管理および資金融通メカニズムによって、『一帯一路』建設に重要な支柱と保障を提供できる。保険業、特に大型保険金融集団の海外進出、中國系保険會社の保険資金海外運用範囲?方法の拡大を支持し、保険資金の配置効率を高めるべきだ。金融業と保険業の連攜を奨勵し、海外進出した企業に切れ目なき保険金融サービスを提供するべきだ」と述べた。
全國政治協商會議委員、中國輸出信用保険公司董事長の王毅氏は、「『一帯一路』建設に參與する企業の、銀行や保険などの金融機関との連攜を強化し、プロジェクト情報と融資?保険のリアルタイムの連結を実現し、金融支援の力を合わせ、かつ『一帯一路』融資プラットフォームの建設を強化するべきだ。海外進出の過程において、中國企業の資金調達は銀行の他に、信用保険による外貨受取の問題の解消を必要とする」と指摘した。
投資のチャンスを判斷すると同時に、出席者らは「一帯一路」に関する金融リスクにも注目した。王氏は、「中國信保公司國別研究センターは毎年、世界の192カ國の國別分析に関する報告を行っており、『一帯一路』沿線國のリスクを年度ごとに専門的に研究している。『一帯一路』沿線國の政治?経済?文化には大きな差がある。中國企業の安定的な海外進出は、『一帯一路』建設支援において真剣に取り組むべき課題だ。中國企業の海外進出の過程において、沿線の重點諸國の利益とプロジェクト情報の研究を進め、國別の関連計畫を制定し、金融機関と企業による重點的な國?業界?プロジェクトに的を絞った取り組みを促すべきだ」と提案した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2015年3月14日