5月8日、中露両國の多數の企業の間で、エネルギー、インフラ、宇宙事業などをめぐる業務提攜合意が調印された。両國は今後高速鉄道やエネルギーなど、大型投資?協力プロジェクトの推進を加速する。人民網が5月11日に伝えた。
ロシアの天然ガス生産企業のガスプロムと中國石油天然気集団公司は覚書に調印した。雙方は中國につながるガスパイプラインを敷設し、ロシアが中國に年間300億立法メートルの天然ガスを送る。ロシアのヘリ製造メーカーは中國航空工業集団公司と、大型ヘリプロジェクトの協力枠組協定を締結した。三峽集団とロシアの水力発電會社は合弁會社を設立し、ロシアのブレヤ川に水力発電所を建設する予定だ。
卓創資訊の天然ガスアナリストは、証券日報の取材に応じた際に、「覚書の調印は、雙方が正式な協定を締結する意向があることを確認した。協定が締結されれば、中國の一次エネルギー構造の改善を促し、天然ガスの一次エネルギー戦略における地位が向上する。中國の天然ガス輸入ルートは、ミャンマー、トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタンの4カ國で、現在ロシアが追加された。これにより中國のエネルギー供給ルートの多元化が実現される」と指摘した。