商務部のスポークスマンである沈丹陽氏は記者會見で7月22日、民間消費は底堅く回復しており、內需拡大と政策効果によって、下半期の民間消費も増加を続ける可能性が高いと指摘した。また、消費の拡大が合理的な範囲內にあるとも述べた。
データによると、今年上半期の國內消費は総じて安定している。全國の社會消費品の売上総額は14兆2000億元で、前年同期比で10.4%増加した。前四半期比では0.2%のマイナスだが、価格要素を除けば実質成長は10.5%のプラス。商務部が主要小売企業5000社を対象に行った調査によると、1月から6月までの売上額は前年同期比で4.6%の増加で、1月から5月までと比較すると増加率は0.1ポイント伸びた。
沈丹陽氏は、今年上半期の消費は基本的に底堅く、また緩やかに回復していると述べた。また明るい點として、消費と流通産業でGDPを牽引する構造になりつつあることを指摘。月あたりの消費増加率は2か月連続で上昇した。社會消費品の売上総額は5月に10.2%の増加、6月に10.6%の増加となり、それぞれ前月比0.3%、0.4%のプラスとなった。また経済成長に対する消費の貢獻率も大幅に上昇した。上半期の最終消費支出はGDP成長率を4.2%押し上げており、貢獻率は60%に上った。今年上半期のGDP成長率は7%だったが、消費の貢獻率は前年同期比で5.7ポイント、前年比で9.8ポイントの伸びとなっている。