○中國経済について:「合理的な範囲からはみ出せば、果斷な措置を講じるべき」
李総理は、先日の「両會」の「政府活動報告」で詳細を述べたが、今回の基調講演において、中國経済の発展をふたたび「動力車」に例えて説明した。総理は、「経済は、動力車の運行と似通っている。経済発展は、まず、安定かつ安全な運行を保たなければならない」と強調した。中國経済は、長期的に安定した発展を目指すべきで、そのためには、(1)改革開放 (2)構造調整 (3)民生改善の3分野の動力を必要とする。新たな活力を奮い立たせ、新たな未來を勝ち取るためには、待っているのではなく、自ら動きださなければならない。
李総理は、以下の通り続けた。
今年の経済成長率目標は、6.5%から7%に設定されている。これは新しいゾーンであり、ある程度の弾力性に富んだ數値目標だ。構造改革を進めているため、短期的な小幅変動は避けられない。たとえ小幅に変動しても、経済発展ルールや市場運行ルールに背いて操作することはあり得ない。だが、経済の運行が合理的な範囲をはみ出した場合、我々は果斷に総合的な措置を講じ、減速を食い止め、合理的な範囲に戻してそれを維持しなければならない。積極的な財政政策に踏み切る余裕はまだ殘されている。現在の赤字率はそれほど高くはなく、中央政府の負債率はわずか17%、各方面の市場発展空間は極めて大きく、革新的な金融コントロール措置にも余裕がある。よって、我々は、システマティック?リスクに用心しつつ、経済発展を大々的に支援することができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月25日