中國電信は23日、上半期決算報告書を発表した。これにより、3大通信キャリアの上半期の業績が明らかになった。各社の決算報告書によると、3大通信キャリアの純利益は736億7400萬元で、1日平均で4億元以上に達する。
1日平均で4億400萬元
中國移動の決算報告書によると、上半期の売上は前年同期比7.1%増の3704億元、純利益は5.6%増の605億7200萬元。中國聯通は3.1%減の1402億5500萬元と79.6%減の14億2900萬元、中國電信は7.2%増の1768億2800萬元と6.3%増の116億7300萬元。
全體的に見ると、3大通信キャリアは上半期、業績が好調だった。中國移動と中國電信の売上の伸び率は7%以上に達し、中國聯通の純利益は8割弱も減少したが、昨年上半期の赤字から黒字化を実現した。中國聯通は昨年、33億6000萬元(鉄塔売卻の収益を除く)の赤字を計上していた。
計算によると、3大通信キャリアの上半期の純利益は736億7400萬元で、1日平均で4億400萬元に達した。これは前年同期の4億1600萬元を下回る數値だ。しかし3大通信キャリアの収益力が改善されつつあることに注意すべきだ。4億400萬元という數値は、昨年下半期を上回り、かつ今年第1四半期の3億2000萬元を上回るからだ。
通信料収入が高成長へ
3大通信キャリアの決算報告書で、通信料収入が見どころとなった。中國移動は上半期決算報告書で、ワイヤレス通信料収入が最大の収入源となり、前年同期比39.7%増で通信料収入全體の43.3%を占めたと発表した。中國聯通も、サービス料収入のうち、音聲以外のサービスが73.1%を占め、4.8ポイント上昇したと発表。中國電信のモバイルネットワーク収入は42%増で、攜帯電話の通信量は135%増。
通信業界アナリストの付亮氏は「通信料経営は3大通信キャリアの主要事業になり、これに基づくさまざまな事業モデルを打ち出す可能性がある」と予想した。馬継華氏は「通信量の拡大と通信料収入の高度成長が続く。スマホゲーム、生中継などの業界の発展にょり、3大通信キャリアの通信料収入が爆発的に増加する可能性がある」と分析した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月24日