攜帯電話だけで、現(xiàn)金を1銭も持たずに、見知らぬ都市に行ったら、どんな感じがするのだろう。中國のネットユーザーの間で「ドイツ版Papi醤」と呼ばれるドイツ人の阿福さんが、このほど杭州を訪れて実際にその境地を體験してみた。「中國青年報」が伝えた。
阿福さんは當日午前7時に上海市の自宅を出発。「阿里旅行」で杭州東駅行きの電車の切符を買い、「支付寶」(アリペイ)で決済した。
8時57分、高速鉄道の杭州駅を出た阿福さんは「芝麻信用」の「芝麻ポイント」を利用して傘とモバイルバッテリー裝置「充電寶」を借りた。路線バスに乗ると、攜帯電話で支付寶の畫面を出し、「都市サービス」のページで「公共交通料金支払い」をクリックし、畫面に現(xiàn)れた二次元バーコードをバスのスキャナーに読みとらせて、支払いは完了した。その後、前から行きたいと思っていた河坊街に行った。胡慶余堂へ行く途中で「武大郎焼餅」の店の前を通りかかったが、食べたくても現(xiàn)金がない。店の人にそう告げると、二次元バーコード裝置が出てきたので、阿福さんはスキャンして代金を支払い、焼餅を食べることができた。
阿福さんはモバイル決済を利用して杭州料理を食べ、竜井茶を飲み、漢方醫(yī)にかかり、公園で遊び、妻にみやげの花束も買った。食べて、飲んで、遊んで、楽しんで、一日旅行する間、阿福さんは一切現(xiàn)金を使わなかった。「世界30數(shù)か國、100都市に行ったことがあるが、現(xiàn)金を使わないで1つの都市を一日旅して回ったのは今回が初めて」という。