五、農地「三権分離」が進む　経営権の規制緩和

農地の「三権分離」（土地所有権、請負権、経営権の切り離し）は、世帯生産責任請負制に続く農村改革の重大な制度改革で、農民に付與されている既存の請負権や経営権などをベースに、請負権と経営権がよりまとまった用益物権を農民に與えるもの。これによってさらに広く大規模な農地財産権の流通を促進し、都市と農村で統一され、競爭のある秩序だった土地市場を構築することで、土地資源配置を決定する市場の機能を発揮させ、新型都市化と農業現代化の加速を図る。