これだけでなく、「インターネット+ 」により、「新実體経済」?新業態が急速に勃興し不斷に経済社會の各領域に浸透して、生産と流通の方式等に重大な影響を及ぼしており、経済社會の発展に新しい強大な動力を注入して、従來の業態に新しい力を注ぎ込んでいる。例えば、「インターネット+製造業」では、現在移行中の「工業4.0」と合わせて、従來の製造方式を革新し、業種の規則を新しく構築している。「インターネット+農業」では、農業労働生産率が不斷に更新されており、中國農業のブランド化への促進剤となっている。「インターネット+教育」では教育の形態の変化を促しており、オンライン教育の急速な発展が待たれる。
長い間、実體経済の範囲には屬さないという意味で、エレクトロニックコマース(電子商取引)を仮想経済の代表とみなす人も多かった。しかし、新しい科學技術と従來の実體経済の融合して生まれた、「新実體経済」という経済モデルは、所謂仮想経済とは本質的に違い、また従來の実體経済とも明らかな差異が存在する。
この新しい経済モデルは現代インターネット技術が従來の実體経済を改善?一新させたものである。つまり、こういうことができる、「新実體経済」の出現は単純な従來型実體経済への圧力や排斥ではなしに、互いの融合と促進を促すものである。従って、この角度から言うと、「新実體経済」の呼稱そのものがエレクトロニックコマース(電子商取引)などの新業態を如実に反映できるだけでなく、支援政策の強化においても非常に有利である。(作者、対外経済貿易大學教授 李長安氏)
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年3月20日