中國の対外貿易は前年同期比21.8%増で力強い回復を実現したが、國際的な保護貿易主義と反自由主義の傾向が臺頭し、依然として懸念されている。また「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)を支持し參加する國と國際機関が増えていることに注目するべきだ。中國と一帯一路沿線國の貿易が、著実に成長すると予想できる。
日本の経済界が最も注目しているのは、生産能力をめぐる國際協力をいかに推進していくかだ。中國は今や資本純輸出國になっており、今後の対外投資は中國経済をけん引する重要なエンジンになる。中國企業の新型対外投資モデルである、生産能力をめぐる國際協力は中國企業のみならず、外國企業に新たな商機をもたらす。第1四半期の各分野の成績は、それを十分に証明している。