呉軍氏は、「技術革新はその度ごとに既存の社會形態と産業構造に大きな影響を及ぼす」と指摘する。世界では第4次産業革命の大きな技術革新のうねりが発生しつつある。これまでの産業革命で後れを取っていた中國にも、終に時代の先頭に立つチャンスが來た。中國が世界の技術革新をリードできるかどうか、その成否のカギは、今から基礎的技術の開発投資を強化し、今後の実用化に向けて先陣を切って基礎固めをできるかどうかにある。
中國経済の拡大に伴い、中國の創新製品と商業モデルが手本とされ、直接海外でコピーされる場合すらある。「中國の高速鉄道、支付寶など生活方式が世界へ輸出される現象は、技術や資本と同様に機會があるところに向かって流れる」と呉軍氏は語る。中國のハイテク分野は優秀で、特に実用化では多くの中國企業が業績を上げている。アリババや科大訊飛(アイフライテック)など世界レベルの企業が海外に進出し、より大きな機會と市場を模索するのは自然の流れだ。中國のハイテク産業が発展すれば、それに伴い多くの人々が中國の優れた経験を學び取り、多くの中國モデルが海外で真似されることになるだろう。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月25日