デジタル創意産業が新たな投資先として注目を集めている。各地方政府はこの波に乗るため、政策の準備を進めている。
中國伝媒大學経管學部の範周學部長は、経済參考報に対して次のように紹介した。中國のデジタル創意産業は力強く発展しており、すでに4萬社弱の企業を集め、従業員數が380萬人以上に達している。デジタル創意産業の積極的な創業?投資活動と良好な発展の勢いは、各地方政府から注目されている。今年上半期より、四川省、北京市、広東省、天津市、浙江省などがデジタル創意産業の発展を奨勵する、各種政策を打ち出している。天津市を例とすると、今年すでに減稅?免稅を含む各種政策を打ち出し、文化創意産業の発展への支援を拡大している。天津ハイテク區、浜海新區などの重點エリアにおけるデジタル創意産業の生産高は、2020年までにGDPの10%を占め、かつ生産高1000億元以上の産業チェーンを形成する見通しだ。
広東省工業?情報化部門は、次のように説明した。広東省の2016年のデジタル出版生産高は1800億元で全國一になった。アニメ産業は400億元で、全國の3分の1以上を占めた。オンライン音楽は全國の約2分の1を占め、全國をリードした。ゲーム産業は全國の73.4%、アジア太平洋地域の37.5%の1345億元。ゲーム機?舞臺設備製造は全國の5分の4を占めた。広東省は將來的にこれを踏まえた上で、デジタル創意産業への支援を拡大し、政策のボーナスを引き続き引き出し、広東省の新型支柱産業にする予定だ。
盤古智庫の呉琦研究員は、次のように述べた。デジタル創意産業は発展の中で、國民経済と高度に融合する特徴を示した(EC、SNS、教育、観光、農業などの分野との融合)。デジタル創意産業の発展の加速は、新業態?新モデル?新サービス?新商品の育成と発展を促す。経済の構造調整、消費と需要のアップグレードの需要に合致する。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月23日