中國自動車工業協會(中汽協)の試算によると、2020年に中國の新エネルギー自動車販売臺數は200萬臺に上る見通しだ。
ここ數年にわたり、中國の新エネルギー車市場は急速に拡大している。中汽協の最新統計によると、10月の新エネルギー車生産臺數と販売臺數はそれぞれ前年同期比85.9%増の9萬2000臺、106.7%増の9萬1000臺。今年1-10月ではそれぞれ45.7%増の51萬7000臺、45.4%増の49萬臺だった。
工業情報化部(工信部)によると、中國はすでに新エネルギー車の生産と販売で世界最大の市場となった。2016年の新エネルギー車生産臺數と販売臺數は50萬臺を超え、普及臺數は累計100萬臺超に上り、世界全體の50%を占める。
複數の政府関連部門による承認を経た「自動車産業中長期発展計畫」によると、中國は「10年間の継続的な努力を通じ、世界の自動車強國の行列に入る」という全體目標を定め、2025年に自動車全體の生産?販売臺數に占める新エネルギー車の割合20%以上を目指す。業界レポートの多くが、中國の新エネルギー車産業の競爭力が次第に上がっていることについて、新エネルギー車に対する持続的な政策支援と生産?販売規模の急増を要因に挙げ、この流れで行けば2020年に生産?販売臺數200萬臺の目標を達成できるとの見方を示している。