世界ブランド価値ランキング「BrandZ」の2018年度版が発表され、中國ブランドが喜ばしい成果を手にした。テンセントは今年フェイスブックを抜き、世界5位の価値を持つブランドになった。アリババは中國で2番目にトップ10入りした企業(yè)になった。テンセントとアリババのブランド価値は、中國人がよく知るディズニー、ルイ?ヴィトン、サムスン、トヨタ、イケア、シーメンスなどを大きく上回っている。今年トップ100入りした中國ブランドは14社で、ネット通販大手?京東商城と宅配大手?順豊エクスプレスは初入選となった。
世界最大の市場調(diào)査グループの一つであるカンターと世界最大の広告代理店グループであるWPPが、同ランキングを毎年共同発表している。世界の消費者の心に最も深く根ざしているブランドを反映する、権威あるランキングとされている。世界の消費者300萬人を調(diào)査し、各社の財務(wù)?業(yè)務(wù)狀況も評価する。
今年のトップ10は、グーグル、アップル、アマゾン、マイクロソフト、テンセント、フェイスブック、Visa、マクドナルド、アリババ、AT&Tの順。カンターは報告書の中で「米國以外のブランドが最も急成長した年となった。畫期的な中國ブランドが大きな影響を生み、14社がトップ100入りした。中國ブランドの価値は前年比47%増で、米ブランド(23%増)の2倍以上の伸び率を示した」と指摘した。
今年トップ100入りした中國ブランドには、テンセントやアリババの他に、4大銀行と2大保険會社(平安、人壽)、さらに中國聯(lián)通、貴州茅臺、百度、ファーウェイ、京東商城、順豊エクスプレスが含まれた。
BrandZの責任者である王多琳氏(音訳)はCNNに対して「中國経済の臺頭と能力の高い若き消費者が、聡明な経営者にチャンスをもたらした。中國の若者の多くが國産ブランドを好むようになった。これらのブランドの米國市場での浸透はまだ初期段階にあるかもしれないが、その他の地域では歓迎されている。アリババはブラジルやチリなどの中南米市場の開拓に成功しており、テンセントはタイやシンガポールなどの東南アジア市場でも認められている」と指摘した。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2018年5月30日