國務院新聞弁公室が2月28日午後に開催した記者會見で、中國國家発展改革委員會（発改委）の羅文?副主任と、広東省の林少春?常務副省長、香港特別行政區政府政務司の張建宗?司長、澳門（マカオ）特別行政區政府政策研究?地域発展局の米健?局長が「粵港澳大灣區（広東?香港?マカオビッグベイエリア）発展計畫綱要」に関する狀況説明を行い、記者の質問に答えた。

　「粵港澳大灣區は3つの関稅地域?3つの通貨?3つの法制度に関わるが、これは強みであるとともに、試練でもある」。発改委の羅文?副主任は、粵港澳大灣區の建設をうまく推進するには、下記の點に留意すべきと指摘した。

　（1）「一國二制度」の方針を堅持し、「港人治港」（香港人による香港統治）、「澳人治澳」（マカオ人によるマカオ統治）の高度な自治を正確に実行する必要がある。戦略的な強みを維持し、今後の発展に自信を深め、「一國二制度」の方針を揺るぎないものとし、制度が変容?崩壊しないように確実に実行する必要がある。

　（2）法に則って事を運び、憲法と基本法を厳格に遵守する。特に香港?マカオの社會制度と法制度を尊重し、特別行政區の高度な自治権を尊重する。香港?マカオに関する問題に対処する場合は、特區政府と各界の著名人の意見を充分に聞き取り、適切な手続きを経て法規に基づき処理をする。

　（3）市場の役割を充分に発揮させ、市場のメカニズムを活用して世界の優良資源を集積?配分する。安定性?公平性?透明性を備えた予測可能な一流のビジネス環境を整備し、広東?香港?マカオの商業貿易投資?科學技術教育?人的交流?青少年育成?インフラ接続?プラットフォーム建設などでの互恵協力を全面的に推進する必要がある。