粵港澳大灣區(qū)には、すでに1年以上に渡り安定的に運行中の貿(mào)易金融ブロックチェーンプラットフォームがある。ブロックチェーン技術のサポートを受け、同プラットフォームは1年以上に渡り數(shù)萬件の業(yè)務を生んだ?！弗签`タで企業(yè)の手間を省く」ことにより、企業(yè)?銀行?監(jiān)督管理部門などの作業(yè)効率を大幅に高め、稱賛を浴びた。

　これは2018年9月に正式に試験運行を開始した、中國人民銀行貿(mào)易金融ブロックチェーンプラットフォームだ。同プラットフォームは現(xiàn)在、サプライチェーン売掛金各級資金調達、越境資金調達、國際貿(mào)易勘定監(jiān)督管理、対外決済稅務記録表などの業(yè)務を網(wǎng)羅している。

　深セン人民銀行の最新データによると、深セン市では9月末現(xiàn)在、29の銀行の485の支店が同プラットフォームと連結している。生み出された數(shù)萬件の業(yè)務のうち、対外決済により生じた業(yè)務は4864件で、金額にして約656億元にのぼる。

　人民銀行深セン市中心支店の邢毓靜支店長は「ブロックチェーン技術の統(tǒng)一帳簿のリアルタイム共有の特徴により、企業(yè)が入力した越境取引情報を書き換えることができない。商業(yè)銀行と人民銀行（外貨管理局）は情報をリアルタイムで入手し、トレースすることができる。人の手によるチェックの重複、真?zhèn)韦螚试^、虛偽の取引などの問題を解消した。データで企業(yè)の手間を省くを実現(xiàn)し、企業(yè)?銀行?外貨?稅務の4者の効率を上げた」と話した。

　人民銀行仮想通貨研究所の狄剛副所長によると、同プラットフォームは貿(mào)易金融に公共サービスを提供する金融インフラとして位置づけられる。中立的で専門的で権威があり、市場信頼メカニズムの形成を効果的に促進する。金融機関に向け貿(mào)易の背景の信憑性を保証し、データ入手のハードルを下げる。

　同プラットフォームは粵港澳大灣區(qū)にあるが、全國を見據(jù)え世界に影響を及ぼす、開放と共有の貿(mào)易金融生態(tài)の構築に取り組む。深セン人民銀行は「同プラットフォームは今後、生態(tài)建設と全國普及活動を加速する。また中國香港貿(mào)易連動プラットフォームなどの域外同類プラットフォームとの連結の準備をし、より多くのより便利な貿(mào)易資金調達サービスを提供する」と表明した。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2019年10月30日