【新華社北京5月10日】中國(guó)醫(yī)學(xué)科學(xué)院醫(yī)學(xué)実験動(dòng)物研究所など複數(shù)の研究機(jī)関が共同で完成させた、新型コロナウイルスワクチンの初の動(dòng)物実験の結(jié)果に関する研究論文がこのほど、國(guó)際的學(xué)術(shù)誌「サイエンス」に掲載された。
今回実験結(jié)果が公表されたワクチンは、北京科興中維生物技術(shù)が関係研究機(jī)関と共同で開発したもので、4月13日に國(guó)家薬品監(jiān)督管理局から第1段階と第2段階の臨床試験許可を取得。初めて臨床研究の承認(rèn)を得た新型コロナウイルス不活化ワクチンの一つとなっている。
公表された結(jié)果によると、このワクチンはマウスやラット、非ヒト霊長(zhǎng)類において、新型コロナウイルスに特異性が高い中和抗體の産生を誘導(dǎo)。これらの抗體は、複數(shù)の國(guó)で採(cǎi)取された代表的な新型コロナウイルス株の多くを中和することができた。
アカゲザルを使ったウイルス攻撃試験の結(jié)果、ワクチン接種で免疫を獲得したアカゲザルは、非接種対照群と比べ、肺組織の病理學(xué)的変化が大幅に減少し、ウイルス量も有意に減少した。研究者は6マイクログラムのワクチンを接種することで、新型コロナウイルスの攻撃に対する完全な防御効果が得られ、3マイクログラムでは部分的な防御効果が得られると考えている。
臨床指標(biāo)や生化學(xué)的指標(biāo)を観察したところ、ワクチンを接種したアカゲザルには発熱や體重減少が見られず、食欲や精神狀態(tài)も正常なままだった。リンパ球サブセットの割合や鍵となるサイトカインも、非接種対照群と比較して、有意な変化がなかった。また、さまざまな臓器組織の病理學(xué)的評(píng)価からも、このワクチンが顕著な病理學(xué)的特徴を引き起こさないことが示された。研究者はこれらの結(jié)果により、ワクチン候補(bǔ)がアカゲザルに対して安全であることが示されたとの見解を示した。
中國(guó)では既に複數(shù)の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験が承認(rèn)されている。科學(xué)技術(shù)部の関係者は國(guó)務(wù)院合同予防抑制メカニズムの記者會(huì)見で、ワクチンが健康な人に使われることから、緊急プロジェクトであっても科學(xué)面や手続きが重要であり、科學(xué)面や安全性、有効性が大前提であるとくり返し強(qiáng)調(diào)した。
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「新華網(wǎng)日本語版」2020年5月10日