商務部総合司と國際貿易経済協力研究院は15日、「中國貿易情勢報告書(2020年春季)」を共同発表した。報告書は昨年及び今年1?5月の中國の貿易運行狀況を振り返り、今年の中國の貿易発展環境を分析した。報告書の要旨は下記の通り。
昨年は世界経済?貿易全體の成長が減速したが、中國の貿易は逆境のなか成長した。規模は過去最大を記録し、安定しつつ質向上を実現し、高品質発展の新たな成果を手にした。今年の貿易発展が直面する環境は不確実性が多く、産業チェーン?サプライチェーンの循環が妨げられており、國際貿易?投資が萎縮している。國內企業、特に中小?零細企業の苦しい狀況が浮き彫りになっており、雇用の圧力が拡大している。中國の貿易発展は非常に複雑で厳しいリスクと挑戦に直面している。同時に國內の感染狀況が徐々に落ち著き、経済生産活動が徐々に正?;筏皮辍⑼辘钨Q易の基本面を安定させ、貿易の安定促進?質向上を実現する堅固な基礎と力強い支えがあることに注意が必要だ。
感染癥が貿易に及ぼす大きな衝撃について、中國政府は速やかに一連の貿易?外資安定策を打ち出し、一連の政策により貿易の基本面の安定に全力を盡くしている。
例えば正確な企業支援について、輸出戻し稅制度をさらに改善し、企業の負擔を軽減し、輸出信用保険短期保険のカバー面をさらに拡大し、費用の合理的な低下を促進している。國際市場展開の最適化について、オンライン展示會の開催を奨勵し、オンライン?オフライン同時交流及び効果的な融合の展示會新モデルを模索し、現代情報技術を十分に活用し企業の難関突破を応援している。貿易の新業態?新モデルの育成について、46の越境EC総合試験區を新設し、稅収?監督管理?円滑化などの試行を先行実施し、越境ECの獨自性をさらに発揮している。加工貿易の発展の支持について、加工貿易企業の國內販売に対する稅繰延利息を一時的に免除し、國內販売拡大の選択性課稅の試行を拡大している。
國內の感染狀況が徐々に落ち著き、経済生産活動が徐々に正常化しており、通年の貿易の基本面を安定させ、貿易の安定促進?質向上を実現する堅固な基礎と力強い支えがある。
短期的に見ると、中國の貿易発展はかつてないリスク?挑戦に直面する。長期的に見ると、中國は底の厚い産業の基礎、世界で最も整った工業體制がある。中國と関連諸國の貿易協力は基礎が堅固で、潛在力が十分だ。中國製品はコストパフォーマンスが高く評判が良い。感染期間中に防疫物資の輸出が急成長し、越境ECなどの新業態が力強く発展した。これは中國の貿易の靭性が高く、潛在力が十分で、競爭力が強いという特徴を十分に示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年6月17日