國慶節と中秋節が重なった10月1?8日の連休中、感染癥の効果的な予防?抑制、各地が推進する消費促進策を受け、各種自動車展示會が集中的に開催された。自動車消費が活況を呈し、連休中の消費の見所になった。専門家によると、この流れは今後も続き、自動車市場の回復加速を促進する見通しだ。今年の自動車市場の販売狀況は、年初の予想を上回るとみられる。

　今年世界で唯一のトップクラスの國際モーターショー、先ほど閉幕したばかりの北京國際モーターショー2020には、國內外のほぼすべての有名自動車ブランドが勢揃いした。5日間の開催期間中に世界初公開の82臺を含む785臺の自動車が展示された。來場者數は延べ53萬人にのぼった。

　北京モーターショーのみならず、今回の連休中には蘇州市や上海市など國內各都市でモーターショーが開催された。北京モーターショーとほぼ同時期で、短期間內の集中的な開催となったが、これらのモーターショーの盛り上がりには影響がなかった。自動車消費促進などの政策の働きかけを受け、國內自動車市場が活気づいていることが分かる。

　天津市や杭州市など多くの國內の都市も、連休中にさまざまな形式のモーターショーを開催し、多くの自動車メーカーと消費者を集めた。感染癥の抑制後の、各種政策の推進による、國內自動車市場の消費の需要の急増が示された。

　各地の自動車消費促進策は、自動車市場の盛況の重要な理由になっている。江西省は市民の消費を刺激するため、総額1億1500萬元の電子商品券を支給する。これは市民の自動車購入、外食、ショッピングに利用できる。他にも広東省、甘粛省、浙江省、江蘇省なども連休中の消費（特に自動車や電子製品など）を促進する各種措置を次々と打ち出した。各地の自動車ディーラーには連休中に顧客が集まり、連休中に1カ月の販売量を達成するディーラーも多かった。

　中國自動車流通協會の沈進軍會長は「今年4月より市場の下げ幅が月を追うごとに縮小し、6カ月連続で1カ月の販売臺數が前年同月比でプラスになった。中國の自動車市場はV字回復している。國內自動車市場の回復の流れは今後も続く」と述べた。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2020年10月11日