第13次五カ年計畫期間に、中國では自由貿易試験區がたびたび拡大して21ヶ所に増え、東西南北をカバーする改革?開放?イノベーションの構造が形成された。続く第14次五カ年計畫期間に、自由貿易試験區はさらに拡大するだろうか。新華社が伝えた。
商務部(省)が3日に開催した第13次五カ年計畫期間の自由貿易試験區の建設狀況に関する記者會見で、同部自由貿易區港建設協調司の唐文弘司長は、「商務部は中央政府の計畫決定に基づき、既存の自由貿易試験區21ヶ所の建設の成果を十分に評価することを踏まえ、さらに統一的な計畫と研究を行う」と述べた。
この5年間で、中國の自由貿易試験區建設は目覚ましい成果を上げた。より大きな改革の自主権が與えられ、計2800件あまりの改革試行の任務が與えられた。高い水準の対外開放が絶えず推進され、自由貿易試験區の外商投資參入ネガティブリスト特別管理措置の対象項目は第13次五カ年計畫の初期には122件あったが、20年は30件に削減され、削減率は75%を超えた。173項目の制度的イノベーション成果の全國での複製?普及を模索?形成し、計1300數項目の制度的イノベーション成果の地方での普及を形成した。
同部のデータによれば、20年には、最初に建設された自由貿易區18ヶ所で新たに設立された企業は39萬3千社に上り、実行ベース外資導入額は1763億8千萬元(1元は約16.3円)に上り、輸出入額は4兆7千億元を達成し、全國の外商投資の17.6%と輸出入の14.7%を占め、対外貿易の安定と外資の安定のために重要な役割を発揮した。
第14次五カ年計畫では、自由貿易試験區の配置を改善し、より大きな改革の自主権を與え、海南自由貿易港の建設を安定して推進し、対外開放の新たな先端地域を建設することが打ち出された。
同司の袁園副司長は、「今後、商務部はマーケットエンティティの関心に焦點を當てて、より多くの深層レベルの事業を自由貿易試験區で先行して実施?テストすることを推進する。対外開放にさらに力を入れ、貿易投資の自由化、利便化に向けた改革?イノベーションを踏み込んで展開し、自由貿易試験區の國境を越えたサービス貿易のネガティブリストを制定?発表し、試験區が自身の戦略的位置づけと特色ある産業の開放に合わせて制度的イノベーションを行うことを推進する」と述べた。
また袁氏は、「現在、商務部は関係方面とともに、海南自由貿易港の越境サービス貿易ネガティブリストの関連作業を急ピッチで進めているところだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年2月4日