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lbxysyl.com |11. 03. 2021 |
〈中國都市総合発展指標2019〉全297都市ランキング
杜平 中國國家戦略性新興産業(yè)発展専門家諮詢委員會秘書長、中國國家信息センター元常務(wù)副主任
今回が第4回目の発表となった〈中國都市総合発展指標〉は、國內(nèi)外で好評を博している指標システムである(すでに中國語版、英語版、日本語版が出版)。同指標は、中國の政策擔當省庁、地方政府、學界および経済界に重要な參考と啓発を與え続けている。
〈中國都市総合発展指標〉の獨自の長所について私なりにまとめてみた。
一つは、データの欠陥と歪みの問題を解決したことである。これまで中國での指標研究のほとんどは、統(tǒng)計データやアンケートデータにしか使えなかった。これらデータの設(shè)計、採集、集計から來るデータの欠陥と歪みは問題が大きかった。
結(jié)果、同指標では、データ源の約30%は統(tǒng)計データ、約30%が衛(wèi)星リモートセンシングデータ、約40%がインターネット?ビックデータとなっている。これによって、統(tǒng)計データで生じる歪みを是正することができた。さらに、これまで統(tǒng)計データではカバーしきれなかった領(lǐng)域も數(shù)字化できるようになった。こうした努力により〈中國都市総合発展指標〉が都市を評価するために必要なデータは、質(zhì)量ともに確保できた。
二番目に、〈中國都市総合発展指標〉の「3×3×3構(gòu)造」が挙げられる。中國春秋時代の思想家老子は、「一から二が生まれ、二から三が生まれ、三から萬物が生まれる」という宇宙観を説いた。都市という複雑かつ巨大なシステムをはかる指標の「3×3×3構(gòu)造」はこのような思想に合致している。
〈中國都市総合発展指標〉は、そのデザイン理念、指標間のロジック、システムにおいて、実に簡潔かつ合理的である。環(huán)境、社會、経済という3つの大項目を立て、9つの中項目、そして27の小項目を置き、878のデータで定量化した。
よって、同指標は都市の変化を趨勢として捉えると同時に、細部までの変化も網(wǎng)羅する。これは都市の現(xiàn)狀や課題を明らかにし、戦略や政策の策定の大きな助けになる。
三番目は、〈中國都市総合発展指標〉がこれまで中國にはなかった指標を開発し、都市発展の趨勢を促す手立てとなったことである。例えば、「DID人口」を用いて、都市発展の規(guī)模と質(zhì)を見極めた。また、「輻射力」という概念を提起し、都市の外部への影響力を様々な分野から検証できた。さらに輻射力と都市機能との相関関係の分析により、各産業(yè)がそれぞれ求める都市の機能を明らかにした。
四番目は、國際比較である。〈中國都市総合発展指標〉は中國だけでなく、海外の都市も評価可能となっている。例えば、北京と東京両大都市圏の比較がリアルにできることで、中國の都市発展の目標が一層定まった。
以上述べたように〈中國都市総合発展指標〉は先見性と戦略性を持ち、ハイクオリティな発展を求める中國の都市にとって実用性の高い政策?計畫ツールである。
図3 中國都市総合発展指標2019 総合ランキング201-297位都市