中國は生物の多様性に恵まれた國だ。「第14次五カ年計畫(十四五)」と2035年長期目標綱要で、「中國は生物多様性保護ネットワークを構築し、國家が重點的に保護する希少な野生動植物の絶滅危懼種とその生息地の保護?修復を強化、自然生態系の安全境界線を守り、自然生態系の質的向上を全面的に促す」と提起された。
「十四五」計畫綱要は、自然保護區の保護範囲と機能別ゾーニングを科學的に確定し、各種保護區の統合?整理を加速、國立公園を主體に自然保護區を基礎とした各種自然保護區が補完する形の自然保護區體系を構築すると明らかにした。
中國では、國立公園のほかに濕地帯も生物多様性保護の重點エリアとなっている。國家林業草原局によると、中國は「十四五」期間中に、長江経済ベルトや京津冀(北京市、天津市、河北省)など國家の重要戦略に関わる濕地保護修復重點プロジェクトを実施し、濕地の保護?修復を強化する。
また、長江の生物の多様性を回復させるために、2020年に長江流域の332の水生生物保護區で全面禁漁措置を初めて実施した。2021年には、長江流域の重點水域でも10年間の全面禁漁措置を開始した。
「十四五」計畫綱要はまた、長江?黃河などの大河や重要な湖沼の生態保護と管理を強化するとともに、重要な生態的回廊(コリドー)の建設と保護を強化、自然林と濕地の保護を全面的に強化し、濕地保護率を55%に引き上げるべきと提起した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年4月18日