中國新疆ウイグル自治區にあるウルムチ地窩堡國際空港第1ターミナルビルの駐車場でこのほど、電気自動車(EV)用の充電スタンドを建設するプロジェクトの起工式が行われた。同空港を運営する新疆機場集団傘下の天縁緑色産業は、中國國有送電最大手の國家電網傘下にあるエネルギー會社、國網新疆総合能源服務と協力し、同自治區にあるゼネアビ空港21カ所に、高地?寒冷地仕様の充電スタンドや新エネルギー車やシステム管理の運営プラットフォームを順次設置する計畫だ。
これまで、充電スタンドの不足が新エネ車の普及を妨げる一因になっていたが、國や各地方政府が新エネ車の普及促進策を相次いで打ち出してきたことで、充電スタンドの設置が進んだほか、新エネ車に対する認知度も徐々に高まり、関連企業も年々増加してきている。こうした一連の政策の下、これまで抑えられていた消費需要が急速に喚起され、自動車市場は徐々に回復、市場を押し上げる力が引き続き強まるなど、新エネ車市場は拡大しつつある。
「美しい外観に広い空間、高い操作性が感じられ、ハイテクノロジーを體験できる」――こう語るのは同市內に住む孫立民さん。昨年末に30數萬元で新エネ車を購入し、數カ月乗って「お金を払う価値はあった」と実感したという。
技術の成熟に伴い、新エネ車に対する消費者の認知度は年々高まっている。「數年前に車を買った時、ちょうど國からプラグインハイブリッド車に最大5萬元、純電気自動車に6萬元の補助金が出ていた。長距離を走ることが多いので、充電を気にしなくてもいいようにとハイブリッド車を購入した」。新エネ車のオーナー陳明健さんは、価格も維持費も年々下がり続けていることが購入の決め手となったと語った。