天津大學は21日に第5回世界スマート大會で、トンネルスマート巡回點検ロボットを発表した。この「最強のブレイン」を搭載したスマートロボットはブロックチェーン技術に基づき開発されており、交通トンネルを守る「セキュリティガード」になれる。新華社が伝えた。
天津大學大スパン空間構造研究センターが開発したこの新型トンネルスマート巡回點検ロボットには「最強のブレイン」がある。これは実行システム、通信システム、制御システム、オペレーティングシステムの4部分からなる。ロボットは搭載されたハイビジョン赤外線カメラと複數種類のセンサーを通じ、レーザースキャン、畫像認識などの先進的な技術と結びつけ、リアルタイムで信號を分析?処理することにより、トンネル構造、內部環境、作業設備、交通運営などの狀態の総合的かつ全天候型のモニタリングを実現する。
特に注目すべきは、トンネルの巡回點検の構造と形式が複雑で、モニタリングシステムの參畫者が多いという実情に合わせ、天津大學のチームがブロックチェーン技術をロボットの研究開発に用いたことだ。巡回點検データはネットワークのボトルネックを解消し、甲、乙、監督者間の情報共有と効率的な協力を実現する。関連成果は2020年、21年に國際的に権威ある學術誌に掲載され、複數の國際特許とソフトウェア著作権を獲得している。
天津大學研究開発チームの責任者である徐傑氏は、「すでに天津蓮花嶺トンネルで実証実験を実施済みだ。その結果によると、このスマートロボットは長期間、リアルタイム、全面的に交通トンネル情報を取得し、損傷を診斷し、リスクを評価できる。さらにはアクシデントが発生するといち早く事故の救援に助力することにより、トンネルのメンテナンス、補修、管理の意思決定に根拠と指導を提供する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年5月24日