今年1~5月の中國の貨物輸出入総額は前年同期比約3割増加し、輸出入は引き続き安定しながら増加した。海外メディアと業界関係者は、中國の貿易の勢い継続は世界経済の回復を促すと見ている。
中國稅関総署がこのほど発表した統計によると、今年1~5月の中國の貨物輸出入総額は14億7600萬元に達し、前年同期比28.2%増、2019年比21.6%増だった。また、中國の対ASEAN、対EU、対米國などの主要貿易相手國との輸出入はいずれもプラス成長を実現した。
米オアンダの上級市場アナリストのジェフェリー?ハリー氏は、どの標準で見ても、中國の持続的な勢いある輸出入データは「驚異的」だとし、データから世界の需要が回復していることがわかると述べた。
インフォーマ?グローバル?マーケットの上級市場戦略家のジョナサン?カフナ氏は7日にブルームバーグの取材に応じ、中國の輸出入データは非常に健全だと話した。國際市場の需要は回復しつつあり、主要先進國の対外開放に伴い、この傾向は第2四半期末から第3四半期まで続く可能性があるという。
ムーディーズ?インベスターズ? サービスは、最新データによると、中國経済の回復の勢いは固まり、経済成長の基礎も拡大し続けているとの見解を示した。同格付け機関は聲明の中で、中國経済の持続的成長は國內の経済政策と外部の需要の持続的回復のおかげだとした。
AP通信は、中國の5月の輸入額は大幅に増加したのは、大口商品の國際価格が高騰したほかに、中國の輸出加工業の原材料需要が引き続き高かったためだと論じた。これは周辺の多くの原材料提供者、例えば電子部品を生産するアジアの國?地域の経済回復につながる。
米フォーブス誌は業界関係者の分析を引用し、世界経済の回復に伴い、中國の貿易の増加の勢いはさらに加速する可能性があると論じた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年6月12日