【新華社上海９月２６日】第４回中國國際輸入博覧會（輸入博）の開幕まで１カ月余りとなり、上海市ではこのほど、都市サービス保障第１回総合演習(xí)が行われた。非接觸式入場、感染が疑われる人がいる場合の緊急処置、食事時(shí)の混雑緩和など各方面において、緻密でスマートな都市サービス保障が確認(rèn)された。

   新型コロナウイルス感染癥の予防抑制は輸入博成功のカギを握ることから、演習(xí)は「検溫ポイントと安全?健康一體型検査」を中心に展開された。検溫ポイントを通過する際は、赤外線や顔認(rèn)証などの技術(shù)を活用して、身分証や健康コード、核酸検査結(jié)果の確認(rèn)、セキュリティーチェック、検溫を同時(shí)に行い、より完全な「非接觸式入場」の実現(xiàn)を図る。

   咳などの感染が疑われる癥狀が見られた場合は、直ちに臨時(shí)観察処置ポイントで、醫(yī)療スタッフによる再検溫と疫學(xué)的情報(bào)調(diào)査が行われる。必要があれば、救急車で指定醫(yī)療機(jī)関へ搬送し処置する。

   食事時(shí)の混雑回避については、會場となる上海市の國家會展中心（國家エキシビション?コンベンションセンター）內(nèi)の食堂に、食事人數(shù)の制限や人流分散を?qū)熼Tに行う特別チームを配置するとともに、各食堂入り口の目立つ場所に、同時(shí)に食事可能な人數(shù)を貼り出す。人數(shù)の上限に達(dá)した場合、室外の臨時(shí)飲食エリア等で食事をするよう誘導(dǎo)し、密集を避ける。

   多くの新しいテクノロジーも、都市サービス保障の一環(huán)として取り入れられている。上海稅関は、稅関クロスボーダー取引ビッグデータ管理プラットフォーム、モノのインターネット（ＩｏＴ）を利用したスマートタグ、拡張現(xiàn)実（ＡＲ）を利用したスマート化裝置によって、展示品管理の精度が向上すると紹介した。

   同市気象局の雷小途（らい?しょうと）副局長は、今回の輸入博では既存のスマート気象予測システムをアップグレードし、１時(shí)間ごとに情報(bào)を更新して突然の気象の変化にリアルタイムで対応すると述べた。

   今回の総合演習(xí)では、輸入博の感染癥予防?抑制における重點(diǎn)プロセスと、サービス保障の重要な措置をめぐり、エレベーター閉じ込めへの緊急対応、電力確保、気象リアルタイムデータモニタリングのデモ、火災(zāi)緊急対応、會場內(nèi)緊急通信保障など１１項(xiàng)目の訓(xùn)練が行われた。

　「新華網(wǎng)日本語版」2021年9月25日