最近、知識(shí)コンテンツに料金を支払うという概念を受け入れる人がますます増えている。
2020年末現(xiàn)在、中國(guó)國(guó)內(nèi)の有料知識(shí)コンテンツユーザーは4億1800萬(wàn)人に上り、市場(chǎng)規(guī)模は392億元(1元は約17.8円)に達(dá)した。21年は4億7700萬(wàn)人を突破し、産業(yè)全體の規(guī)模は675億元に達(dá)することが予想される。
有料知識(shí)コンテンツ産業(yè)の発展の道のりを振り返る時(shí)、多くの人が2016年を「有料知識(shí)コンテンツ元年」と見(jiàn)なしている。特に新型コロナウイルス感染癥が流行して、「おうち経済」が急速に発展すると、人々は以前にも増して知識(shí)コンテンツに料金を支払おうとする意欲を強(qiáng)く示すようになり、知識(shí)関連製品を購(gòu)入したことのある中國(guó)のユーザーも63.1%に達(dá)した。
これと同時(shí)に、有料のカリキュラムは品質(zhì)にばらつきがある、知識(shí)が斷片化している、広告宣伝で不安につけ込む商法があるなどで非難されることも多く、有料型知識(shí)コンテンツは「一気に押し寄せる」段階、「先を爭(zhēng)う」段階から、徐々に「冷靜になる」段階へと推移している。
音聲配信プラットフォームの喜馬拉雅(シマラヤ)の目論見(jiàn)書(shū)によると、今年上半期の赤字額は68億6600萬(wàn)元に上り、赤字幅は前年同期比約380%拡大し、さらに短期間での黒字転換の保障は難しいという。同じように、聞くスタイルの「耳経済」の茘枝も2018年から2020年まで赤字が続いている。
こうした情勢(shì)の中、研究者もプラットフォーム運(yùn)営者も、知識(shí)は一體「消費(fèi)財(cái)」として存在しうるのか、どんな學(xué)習(xí)方法がユーザーに最も便利で、続けやすいと同時(shí)に、不安を抱かせないか、などを考えるようになった。
知識(shí)型アプリケーションの得到の趙熙オフィスゼネラルマネージャーは、「學(xué)習(xí)とはひとっ飛びで達(dá)成できるものではなく、順序を追って進(jìn)む必要がある。適切な目標(biāo)と計(jì)畫(huà)を制定すれば、より深い學(xué)び、より長(zhǎng)期的な學(xué)びにとってプラスになる。得到もどうすればより価値のある學(xué)習(xí)コンテンツを提供できるかを思考中だ?,F(xiàn)在は大學(xué)との協(xié)力展開(kāi)を積極的に進(jìn)め、一部のオンラインカリキュラムは大學(xué)の補(bǔ)助教材となり、評(píng)価システムに組み込まれている」と説明した。
知識(shí)への不安を解消するには?
華南師範(fàn)大學(xué)心理學(xué)院の攸佳寧教授は、「知識(shí)への不安は常にあるもので、今は多くのメディアが狀況を利用して不安を拡大させている。知識(shí)への不安は當(dāng)たり前の現(xiàn)象だ」と述べた。
攸氏の分析によると、學(xué)習(xí)の過(guò)程で不安が生じるかどうかは、學(xué)習(xí)に先立って明確な目的を持つかどうかを見(jiàn)る必要がある。一部の人は人が何かを?qū)Wぶのを見(jiàn)て自分も學(xué)ぼうと思い、自分自身のニーズを十分に理解していない。不安を抱え、時(shí)間が足りないと考える人も多い。しかし不安は悪いことばかりではない。ある程度の不安は原動(dòng)力にもなり得るという。
攸氏は、「知識(shí)への軽度の不安なら心理學(xué)的介入は必要ない。自分の位置づけがはっきり定まっていないときは、一部の不安の源から自分を切り離し、自分の邪魔になるものを遠(yuǎn)ざければいい。深刻な不安癥狀があれば、『系統(tǒng)的脫感作法』を用い、まず自分の體をリラックスさせることを?qū)Wび、體がリラックスできたら、脳もリラックスさせる。よく用いられるのはリラックス呼吸法、筋弛緩法、そして自律訓(xùn)練法、つまり脳內(nèi)で自分を最もよくリラックスさせるさまざまなシーンを想像する方法だ」と述べた。
中國(guó)社會(huì)科學(xué)院新聞?伝播研究所インターネットニューメディア研究室の孟威室長(zhǎng)(教授)によると、急激な環(huán)境の変化や社會(huì)のモデル転換に直面して、人々に費(fèi)孝通氏(社會(huì)?人類?民族學(xué)者)がかつて述べた一種の「差し迫った心理的狀態(tài)の秩序の危機(jī)」が生じる可能性がある。ネット環(huán)境の中の知識(shí)への不安は、人々が予測(cè)の難しく対応の難しい大量の情報(bào)を処理していることと関係がある。1つのことが終わっても、不安感が完全には消えることはなく、自信のない自分、否定的な自分というマイナスイメージが殘ることもある——こうなると知識(shí)の「時(shí)代遅れ」という思いがつきまとい、楽しさや満足感を常に得にくい狀態(tài)になる。
うしおのように押し寄せる情報(bào)に対して、どれが本物の知識(shí)か、本當(dāng)に価値のある知識(shí)はどれかを判斷することがとりわけ重要だ。孟氏は、「私たちはこれまでの経験を絶えず動(dòng)員して、主観的能動(dòng)性を発揮し、理性的認(rèn)知と科學(xué)的方法を通じて慎重に分析を進(jìn)め、発見(jiàn)、判斷、理解する能力を新たな高みに押し上げ、自分をより思慮深く、より強(qiáng)くする必要がある」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年10月29日