中國人民銀行(中央銀行)は29日、今年第3四半期(7-9月)の金融機関の貸出先統計報告を発表した。それによると、同期末現在、中國の人民元?外貨建てグリーンローン殘高は前年同期比27.9%増の14兆7800億元(1元は約17.8円)に達し、増加率は前期末を1.4ポイント上回り、各種ローンの増加率を16.5ポイント上回り、第1-3四半期(1-9月)の増加額は2兆7400億元に達した。このうち直接的または間接的な二酸化炭素(CO2)排出削減効果があるプロジェクトへの貸出額は直接のものが6兆9800億元、間接のものが2兆9100億元に上り、合わせてグリーンローン全體の66.9%を占めた。
用途別に見ると、インフラのグリーン高度化産業のグリーンローン殘高は同25.7%増の6兆9900億元、クリーンエネルギー産業は同22.8%増の3兆7900億元だった。産業別に見ると、電力?熱エネルギー?ガス?水の生産?供給業は同22.5%増の4兆800億元で、1-9月期に5497億元増加した。交通輸送?倉庫貯蔵?郵便業は同14.2%増の4兆200億元で、1-9月期に3707億元増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月31日